福猫ソフトウェア開発情報を発信

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macOS版の登場と今後について

macOS版SmartSignageとfClock、そして今後の予定。

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SmartSignageとfClockについて、Windows版に続いてmacOS版がリリースされています。
それらについてのいくつかの話とソフトウェアの今後の開発予定について記載します。

fClock

fClockの開発に使用されているライブラリ(フレームワーク)は、wxWidgetsです。これは、福猫のソフトウェアでは初めての採用です。fClockの前身である「F Clock」は .NET Frameworkを使用していたので、Windows専用でした。今回の開発に当たり、他のOSでも動作するように考慮し、wxWidgetsを採用しました。
現在は Windows版に続き macOS版もリリースしています。
福猫ではクロスプラットフォームのライブラリとして Qt を使用していますが、今回の開発で違いが見えてきました。
wxWidgetsは配布時のファイルサイズを小さくできることが最大の利点です。また、ライセンスに関しても有利です。
ただし、次のような問題に遭遇しました。

  • High-DPIへの対応が煩雑(WindowsとmacOSで別対応)
  • 背景透過ウィンドウへの対応が煩雑(WindowsとmacOSで別対応)
  • Windowsでのダークテーマへの対応が煩雑(UI部品を別途作成して対応)
  • SVG形式の画像を標準で扱えない(NanoSVGという別のライブラリで対応)
  • App Store形式にすると起動できない(App Storeでの配布を断念)

これらの状況を踏まえて、次期のfClockにはwxWidgetsを採用しない予定です。

SmartSignage

SmartSignageの開発には Qt を使用しています。QtはwxWidgetsと同様にクロスプラットフォームに対応しているため、SmartSignageは、Windowsに加え、Ubuntu(Linux)と新たにmacOSに対応しました。
SmartSigangeはウィンドウのタイトルバーやボタンを独自に作成しているため、そのままではボタンの位置がmacOSの標準に位置にならないため、別途再配置を行っています。
SmartSignageはQtQuickというコンポーネントを使用して描画を行っています。動画の描画も同様に行うのですが、macOSで 4K HDR 60fps の動画を再生すると著しいフレーム落ちが発生します。そのため、別途動画専用のウィンドウを開き、その中で動画再生を行うというオプションを追加しています。
今後の開発予定としては、静止画を少し動かすというエフェクトを追加予定です。(以前、Android版のSmartSigangeに実装されていた機能です)
また、需要が見込めないため、Ubuntu(Linux)版は今後更新されることはなく、廃止される予定です。

NextScreen

NextScreenの開発にも Qt を使用しています。現在、Windows版のみの対応ですが、今後はmacOS版への対応も視野に入れています。ただし、NextScreenにはWindowsに特化して作り込んでいるために、macOSへ対応させるためには大きく変更しなければならない箇所があります。また、パフォーマンス的にも改善しなければならないところもあり、多くの作業が見込まれます。
そういったこともあり、需要も少ないことから、32ビット版は廃止されます。NextScreenはアップデートを予定していますが、そのアップデートでは64ビット版のみが提供され、32ビット版はなくなります。

Written by Fukuneko Dev. Team

2020年12月09日水曜日 15:24

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