コンテンツ同期と時間表示。新しいNextScreen。
新しい機能と搭載したVer.1.9.3.0がリリースされます。
スクリーン間のコンテンツの同期、シーケンスでの時間表示など新しい機能を搭載したNextScreen Ver.1.9.3.0がもうすぐリリースされます。
正式リリース前ですが、次のアドレスよりダウンロードできます。
http://www.fukuneko.com/software/download/files/NextScreen_19300.zip
MD5ハッシュ値:FB710E75D6C2B1E3909FA7FBDC0F63DD
SHA-1ハッシュ値:1477313F90EB8654D6D985E9DC68229B11B03375
更新情報などの詳細は以下を参照してください。
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Ver.1.9.3.0には、スクリーン間のコンテンツ開始を同期させることができるようになりました。これは新たに「スクリーンイベントの送受信」機能が実装されたためです。(※完全な同期ではありません。状況によっては遅延が生じます。)
スクリーンイベントとは、あるスクリーンにおいてコンテンツの表示が開始された、表示が終了したといった動作が生じるときに発行される信号のことです。このイベントを受けとった他のスクリーンは次のコンテンツを表示するという動作を行うことができます。
Ver.1.9.3.0のエディタでは、イベントの送信は、「コンテンツの表示開始」「コンテンツの表示終了」のどちらかを選ぶことができます。また、イベントの受信を設定すると、イベントを受信するまでは次のコンテンツを表示しません。イベントを受信したときに次のコンテンツを表示します。この動作により、スクリーン間のコンテンツの表示開始を同期させることができるようになります。
例えば、次のような使用方法が考えられます。
【テロップに合わせてコンテンツを切り替える】
テロップの文字数がバラバラであっても、テロップのスクロールが終わるタイミング(または始まるタイミング)でイベントが送信されますので、テロップの切り替えに合わせて画面上の他のスクリーンの画像を切り替えることができます。
【動画に合わせて画像とテロップを切り替える】
動画(または音声)の時間がバラバラであっても、その動画の終了(または開始)に合わせて他のスクリーンの画像やテロップを切り替えることができます。
NextScreenはスクリーン毎に別プロセス(別プログラム)で動作していますので、イベントの通知はプロセス間通信により行われます。そのため、状況によっては遅延が生じコンテンツの切り替えにずれが生じることもありますので注意してください。
このバージョンでのもう一つの機能追加は、シーケンスで表示時間を表示することができるようになったことです。
時間表示を有効にすると、各コンテンツに設定された表示時間を見ることができます。また、シーケンスのスクリーンのところでは、コンテンツの合計表示時間が表示されます。テロップについてはスクリーンのサイズとフォント情報や文字数などにより計算された時間ですので、実際の表示時間とは多少ずれがあります。動画に関しはファイル内の時間情報をそのまま表示しています。
さらにもう一つは、コンテンツのサムネールの表示・非表示をシーケンスやライブラリウィンドウで切り替えができるようになったことです。これまでは、エディタの設定画面を開かなければなりませんでしたが、すぐに手元で切り替えられるようになりました。ただし、エディタの設定画面でサムネールを使用しない設定にしているときは表示しません。
【現在のビューワについて】
ここからの話は非公式ですのでご注意ください。
今回のVer.1.9.3.0では、イベントはコンテンツの開始と終了のみを扱えるようになっていますが、これはエディタによる制限です。ビューワはコンテンツの開始と終了に加えて、コンテンツ開始からの一定時間の経過イベントと、クリックのイベントを通知することができるようになっています。
そして受け取ったイベントの処理として、次のコンテンツを表示するというだけでなく、「シーケンス番号を指定しての表示」、「スクリーンの表示」、「スクリーンの非表示」などに対応しています。イベント通知には、どのスクリーンで生じたイベントかということだけではなく、シーケンス番号も含まれるので、同じクリックであっても、表示しているコンテンツによって違う動作をさせることが出来るようになっています。
これらの動作ができるようになるエディタの登場はもう少し先になりそうです。