fClockの性能が向上しました
Ver.2.0.1.0をリリース
無料のPC用時計アプリ「fClock」Ver.2.0.1.0がリリースされました。
描画方法の変更等により、画質が向上し、CPUとメモリの使用率が大幅に下がりました。
次のURLからダウンロードできます。
http://www.fukuneko.com/software/product/fclock/
fClockは wxWidgets というライブラリを使用して作成されています。Ver.2.0.0.0では、時計の描画に wxWidgets の機能を使用していました。これは容易に使用できるという利点がありますが、画質面や速度において若干の問題を抱えることになりました。(斜めの線や曲線でジャギーが目立つ、CPUを多少占有する等)
これらの解決を目指して、今回の Ver.2.0.1.0 では、Google製の Skia という描画ライブラリへ変更しました。実装の結果、目標のすべてで著しい向上が見られました。
- 画質の向上
斜めの線や曲線でジャギーが目立たなくなりました。 - CPU利用の効率化
前バージョンに比べて、CPUの使用率が約90%低下しました。 - メモリ利用の効率化
前バージョンに比べて、メモリの使用率が約48%下がりました。
Skiaを採用したのは、画質の向上を目指してのことでしたが、予想に反して、CPUとメモリの使用率を大幅に下げることができました。これは描画用画像を生成する際のロジックを見直したことも功を奏した一因と思われます。
※Skiaは、Google Chrome(Webブラウザ)の描画エンジンです。